2016年2月18日木曜日

中津森日程変更

中津森読図山行は3月27日日曜日に変更になります。奮ってご参加ください!



◇ 中津森1475mは昇仙峡の奥にあり横を板敷渓谷が流れています。どっしりと構えた山容です。国道20号線の徳行立体から竜王立体の間からよく見えます。

◇ 県道112号線の拡幅と、中津森の南西の尾根に開けられたトンネルのために、取り付くことが非常に難しくなった山です。弱点はトンネルわきのルンゼ。ロープで安全確保をして登ります。ロープを使った安全確保技術の実践でもあります。中津森からは、標高差約100mを登ったり下ったりです。小さなピークが現れるたびに、進むべき方向が変わるので読図の勉強には最高のエリアです。


日時 :  2015年3月27日(日) 午前8時15分JR甲府駅 お車の場合は荒川ダム能仙湖に午前9時15分

参加費用 : お一人8000円 (ガイド料です。ここまでの交通費等は含みません)


コース   : 甲府駅=荒川ダム-中津森-御巣鷹山-旧黒平小学校跡地-荒川ダム=甲府駅

         標高差約600m  距離約5km  行動時間約7時間


装備    : ザック、登山靴、雨具、ヘッドランプ、帽子、手袋、防寒着、水、昼飯、行動食、
         
         非常食、25,000地形図、「茅ヶ岳」、ベースプレートコンパス

お申込みフォーム:こちらからどうぞ!

催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書は:こちらです。

保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。:こちらです。

2016年2月11日木曜日

TEAM阿闍梨と読図

ふと、何気にFB見ていたら募集の記事があって、なんだろうなんだろうとむくむくした気持ちが沸き起こり、参加せていただいたイベントのお話です。
朝霧高原にある静岡県立朝霧野外活動センターで行われるイベント「野外教育指導者養成講習会」。読図(ナビゲーション)とリスクマネージメントというテーマ。3日間で行われるイベントの読図のところだけの参加でした。なにか?僕は基本個人で活動しています。一般的なスタンダードって外の世界とコンタクト取らないとわかりません。ですので、すごく世の中に受け入れられているこの講座に参加させていただきました。講師のお二人、小泉 成行さん田島利佳さん、お二人ともFBで繋がったのでこんなブログ書いても許してもらえると思います。
TEAM阿闍梨っていうのは静岡大の村越真先生のムーブメントで、元はオリエンテーリングがスタート。ロゲイニングやトレラン、OMMなんかのキーワードで表わせられるムーブメントです。村越先生もいらっしゃるということで参加しましたが、この季節ドンピシャのインフルエンザに罹患してしまったということでお会いできませんでした。ナビゲーション、ロゲイニング、なんだかよくわからない言葉の世界が理解できるかも?という期待もあっての参加でした。要は地図読み、一緒でした。

朝霧高原に向かう国道139号線、昔で言う精進湖線は、稜線がきらめく霧氷!走りながらきれいな景色が眺められました。


初日は見事な富士山!


ホテルのようなたたずまいの朝霧野外活動センターのたたずまい。


読図に必要な様々な項目をデープに時間をかけて解説。机上講習も時間をかけてじっくり。僕ももっとどういう風にお伝えするか考えなくてはならないと思いました。理解していただくことが目的です。端折って言えば、地図萌えの方を一人でも増やしたい!

2日目の野外ではこんな地図を渡されての地図読みでした。地形図のポイントになるところにナンバーが振られています。それぞれのポイントは説明する要素として3つの条件を語れなければなりません。思い込みを防ぐという意味でもあります。なぜ?現在位置がそこだといえるかという条件提示ができなくてはならないということです。


道の駅あさぎりがスタート。正面に見える毛無山山塊がフィールド。


地形図に示された№1のポイント。


標高点888m、ポイントは道の分岐ですが、それの証明は地形図の888mの左の等高線が閉じているところ。写真の小さな小山がずばりその場所です。

南下しています。ポイント15はコル。


西から東を見ています。そのコルです。


ポイント20です。この徒歩線は東海自然歩道です。22のポイントがある尾根の末端がポイント20


ほぼ真ん中の木が見えます。その右に上がっているのが尾根です。ポイント22は草地が林に変わるあたりです。


終点でみんなで振り返りをしています。たいして歩いていないんですが、地図読み多くを語れます。それが地図読みです。


いろんなケーススタデーをさせていただきました。TEAM阿闍梨のお2人に刺激をいただき、やぶ山さんちゃんの地図読みもさらにグレードアップすることでしょう!
ありがとうございました!



2016年2月10日水曜日

岩堂峠読図ポイント

いまだに僕の課題です。国土地理院の電子国土Webに作図して、このブログに作図した地図を貼り付けることができないんです。あったまわりいおいら!1日からかって思い通りにいかなくて悔しいので、何とか形にします。
先日の岩堂峠の地図読みの記録。参加していただいた方々に少しでも地形図に親しんでいただきたく、中途半端でも書いてみます。まずは、尾根と沢の塗り絵です。尾根を赤、沢を青で等高線を追ってトレースします。この作業すると地形が見えてきたりします。結構面白い作業です。


地形図の上でポイントになるところを作図してみました。
見ずらいですが、赤い丸にナンバーがついています。①がスタート地点。川がどんどん近づいてきて橋を渡るところが②地点。③が日吉神社。下の写真です。


この辺りは養蚕が盛んだったという証の石碑が多いです。蠺神という文字でわかります。ポイント③の日吉神社です。神社を過ぎると東川沢の谷あいに入っていきます。


➅、⑦、⑧のポイントは通過するわけではなく、③の日吉神社を過ぎてから見える枝尾根のピーク。⑤は左岸からの枝沢。



ポイント④の場所。右岸から初めの枝沢が合流します。分かりにくい合流点ですが、地形図上ではかなりはっきりした場所です。


これも二股。⑨のポイントです。右岸から枝沢が合流しています。


⑨,⑩、⑪と沢の分岐です。沢地形を登るときは要注意です。枝沢の判断が基本的に難しい沢地形です。


⑨の先の左岸からくる林道の終点。


⑩、⑪と枝沢の分かれる二股、二俣どちらでもいいと思いますが、地名として使われている方を優先します。⑫のポイントが深草観音。


深草観音は特別な場所なので、一時的に地図読みから離れます。約15mの梯子の上にあるのは岸壁に掘られた観音堂。岩堂峠のネーミングは間違いなくこの観音堂からです。


梯子の右にエスケープルートがあって、観音堂に入ることができます。穴倉に入る最後のところ。


観音堂の中です。


勇敢にも長い梯子にチャレンジした方!見ているほうがお尻がムズムズしたりしてます・・・


そしてポイント⑬の岩堂峠。標高差で約450m、距離は約2.5km。その間に地形的な特徴が10個以上。沢地形なので枝沢の合流点を主にチェックします。


⑭からの地形はとても面白いです。このエリアのハイライトと言ってもいいくらいです!岩堂峠から標高差で50mの範囲の中に、4個も等高線の閉じた小ピークが登場します。すなわち⑯、⑱、⑲、⑳です。岩堂峠から右に行って、⑭で左に曲がり、⑮が隠れたピーク、そこで右に曲がって⑯へ。


これは⑯のポイントから東、進む方向を見たもの。このピークからいったん鞍部に下り、⑱のピークに登っていくと⑰が確認できます。残念ながら写真はありません。


⑱で左に曲がって⑲を乗越して⑳のピークになるのですが、⑲と⑳の間にある計曲線(太い等高線、50m単位)に注目してください。東側に比べ西側、左側は等高線に動きがあります。尾根の真ん中にある広葉樹林の地図記号の左の等高線が少し西に張り出しています。このことから⑲と⑳の間にはふくらみの様な小ピークがあることが読み取れます。


上の地図から読み取れるもう一つのことは、⑳から㉑に行くのに、⑳のピークで右に曲がるということ。⑲と㉑を直線で結ぶと⑳はその直線の左側に外れます。北進していますから㉑のポイント目指すということは、⑲と㉑の直線の左外にある⑳のぽいんとでは右に曲がるということになります。下の写真の左が⑳のピーク。右奥が㉑のポイントです。


㉑のポイントです。地図の等高線の配置を見てください、尾根と沢が隣り合っています。えぐれているのは昔の仕事道なんです。


㉒のポイントで昼食。初めてクラムチャウダーをトライしましたが、配分がイマイチ…牛乳を入れすぎました…精進します!


単純に1129mの標高点に行くのですが、標高差150mの中にも地形的な特徴が登場します。


写真は㉓ポイントです。地形図を見ると等高線がとても尖っています。左右の地形があまり傾斜がある感じではないのでこの程度で済んでいますが、このくらい尖っているともっと険しい地形になるというのがスタンダードです。


左の㉔の地形を尾根から見下ろしています。顕著な沢地形の始まりです。


1129mの標高点の手前。右と左の沢地形を意識します。戻って、㉕ポイントの東への張り出しは確認できました。


1129mの標高点㉗から㉛の特徴のある地点への下りです。このセクションは上級レベルで、短いけどとても難しい読みになります。コンパスに進行方向を記憶させて進んでもいいのですが、それだけを頼ると誤差があったときに現在地を見失ってしまう…分かったうえで遠回りが近道ということをお伝えしたくて進みました。ポイントは㉚です。㉙から西に進む尾根を下ります。㉛はとりあえず置いておいて、㉙から㉚を目指すコツは㉙から西に延びる尾根を下って、㉚を経由して㉛に行くという裏技。何が言いたいかといえば特徴的な地形が出てくるところまで移動するということ。


㉛の鞍部。ところが㉚の尾根の北側の尾根を降りてしまい、ルートミスをしてしまいました…


見晴らしのいい㉛のポイントの岬


㉝のポイントで登山道が登場します。コンパスに記憶させたうえで行動すればよかったのですが、獣道と勘だけを頼ったら㉜の尾根に迷い込んでしまいました。思い込みは一番いけないとアナウンスしなければならない講師が思い込みで動いてしまったわけでした…反省。


㉝のポイントの登山道の標識。ここからは登山道を要害山経由で下りました。


それ以外にも地図を読みエッセンスはたくさんありましたが、みなさん濃い内容にごちそうさま!


要害山から登山道を下って、帰りに積翠寺に寄りました。ここはすごいんです!なんといってもあの武田信玄が産湯に浸かったお湯の水はこの井戸の水!そんなのを見学して下山しました。


積翠寺の鐘。


こんな準備もしました。これは等高線50mごとに色分けしたもの。同じくらいの高さでも幅が広かったり狭かったり、それはつまり傾斜を表しています。幅が狭いということは傾斜がきついということ。


地図萌えの方を一人でも増やしたいんです!

2016年2月5日金曜日

角田山募集



 カタクリとユキワリソウ                去年の様子はこちら

 山:国上山312m角田山445m 花:新潟県弥彦村、新潟市

春の花々で有名な角田山です。せっかく遠くまで行くので二日間スプリングエフェメラルの花々を堪能しましょう。雪割草(オオミスミソウ)の可憐な花、斜面一面を埋め尽くすカタクリの群生も圧巻です。


・日時集合:4月4.5日(月,火) 午前6時  韮崎市総合運動場 



・ルート  1日目: 韮崎=北陸道西山IC=国上山登山=寺泊 野積海岸お宿まつや
                                    
         
 国上山登山 道の駅国上→朝日山展望台→ちご道登山口→蛇崩→国上山山頂→剣ヶ峰
 
         標高差約250m距離約4km行動時間 4時間予定


      2日目 : 角田岬灯台-角田山登山-角田岬灯台=北陸道巻潟東IC=韮崎

       
角田山登山 桜尾根から登り灯台コースを下ります。
  
          標高差約482m距離約6km行動時間 5時間予定


・ガイド料  : ¥33000


お申込みフォーム:こちらからどうぞ!

催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書は:こちらです。

保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。:こちらです。

2016年2月3日水曜日

秩父のフクジュソウ 読図必須!



◇ フクジュソウ     山:大ドッケ1315m  花: 秩父浦山

「秘密の花園」ということで有名なフクジュソウの自生地です。登山道もないルートを地図読みをしながら、標高差850mをしっかりのぼってフクジュソウを楽しみます。 
           
・日時集合 : 3月15日(水)  午前8時  JR山梨市駅 
                     

・ルート   : 秩父浦山ダム-福寿草群生地-大ドッケ-地蔵峠-浦山大日堂=山梨市

         大ドッケ登山     標高差約850m 距離約7km 行動時間7時間予定

・ガイド料  : ¥10000

秩父御嶽山とセツブンソウ募集

◇ セツブンソウ   山:秩父御嶽山1080m  花:埼玉県小鹿野町



標高は約1000mと高くはない秩父御嶽山ですが、展望のいい山です。日本最大のセツブンソウ自生地といわれる、「小鹿野節分草園(有料)」に寄ります。直径2㎝の白く可憐な花が、まるで雪が積もったかのように咲きみだれてます。


・日時集合 : 3月6日(日) 午前6時30分  みちの駅まきおか 


・ルート   : 三峰口登山道-御岳山ピストン=小鹿野節分草園=秩父鉄道三峰口駅

秩父御嶽山の登山    標高差約700m 距離約7km 行動時間5時間予定 


・ガイド料  : ¥10,000