2015年2月28日土曜日

大平山読図2015

地図読み講習の今日でした。いつもの定番、大平山おおびらさん。
遠くからご参加いただいたお二人。時間もないので、取付の駐車場で机上講習からのスタート。予定コースの白地図を準備して、沢に青い線、尾根に赤い線を引いてもらいました。尾根と谷を記入してもらうだけで、今日の参加者のレベルはわかりました。経験値が足りないというだけで問題なく理解されてるという感じでした。、一緒に現在地の確認ができれば、経験値が上がるので、問題なく道のないところに行ける感じです。レベル高かったです。でもそこは自己責任。僕は保険みたいなもんです・・・

ipadの上でぬり絵。

雨宮寺うきゅうじ発。

御勅使川扇状地の果樹地帯を潤す徳島堰の横を通ります。三ちゃんの解説付きです。ここはとても大切な徳島堰。県道12号線は、車にヒヤヒヤ・・・


入戸野集落の道標。これもとっても大切なものです。左、青木鉱泉に至ると書いてあります。これから歩く方向に導いてくれています。残念ながら、設置された年代はわかりません。


ロウバイが咲いていました。香っていました。春ですね!ところどころ梅も咲き始めていました。 


おサルのうんち

始まりは大事です。地形図をしっかり確認して、自分たちの進むべき方向を見いだしての突進!


鹿のお尻の毛が落っこちてました。


進行方向をコンパスに記憶させて、進むべき方向を確認します。これは使えるし、大事な技術です。


展望が開ける場所。鳳凰がまじかです。


昔の名残。

明治42年建立の馬頭観音


大平山山頂と三角点


韮崎の裏山でも熊さんの痕跡、ということで熊棚。


熊棚のあったミズナラの木に近づいて発見した、熊の爪あと


ポイントになるコル


三角点‘折井’

馬頭観音と古道


文化13年(1813年、明治になる55年前)の馬頭観音。頭の上のお馬さんのコラージュがかわいい!


宝永年間(1704年)の山の神の石祠
1710年くらいということになります。宝永噴火、宝永山が噴火したころということ!


最期は、なんとなく桐沢の方に下っておしまい。


僕の地図読みがスキルアップにつながったかどうかは、参加した方の判断です。
ツアー登山は御免だとおっしゃっていました。自立した登山者に思えたお客様でした。


2015年2月27日金曜日

雑誌 Fielder vol.20

八頭山 Fielderという記事を以前書きました。

一か月後にこうして雑誌に仕上がって流通する。内容見たらなんてハードな仕事なんだろう、と思いました。もちろん雑誌の編集ということです。今日メール便で届きました!


何だか‘やぶ山三ちゃん’がいっぱい登場しています。
スキャンしてもよかったのですが、プリンターの調子が・・・どんな紹介がされているかといえば・・・少し恥ずかしいのですが、これもみなさんに活動を知っていただく為の営業です。


いつもやっている地図読み講習をそのまんま取材された形です。地図読み講習まだまだやります。ご参加お待ちしております!



へ~こんなとらえ方をなさるんですね!と、面白いと思ったコーナー。真ん中の写真、ピンポイントで地形図を指し示す時の様子です。小枝を持って「この等高線のふくらみが今いるところです!」とやっています。もちろんなんでそういえるかの根拠を説明しながらです。


おまけでやった懸垂下降。シュリンゲとカラビナと30mの補助ロープがあればできます。


Fielderの動画チャンネルもできるそうです。


この画面からでもバーコードリーダーで読み取れました。ただ、まだ動画はアップされていないようでした。たのんます!フィールダー編集部の皆様!


雑誌 Fielder

有難い貴重な体験を、またさせていただきました。発行部数6万部。目指せ30万部!で頑張っているみなさんでした。隔月発行で、なかなか本屋さんにもなかったりしますが、ネットで買うこともできますし、僕の記事だけでも地図読みの参考になるはずです。

皆さんお買い求めください!


2015年2月26日木曜日

NHKBSにっぽん百名山のおまけ

こんな編集をして下さった方がいます。
感謝!

去年12月に放送されたNHKBSにっぽん百名山 鳳凰山のひとこまです。


2015年2月23日月曜日

笊ヶ岳 募集2015



■詳細
日時   :   2015年5月30,31日(土、日)

 参加費用 :  ¥30、000 (ガイド料、その他) 
       
出発時間 :  5月30日(土) 朝7時 早川町 雨畑 老平駐車場

 5月30日  朝6時 道の駅 富士川  ガイド車に乗り合わせも可能です。ご相談ください。
  

登山ルート :  1日目  雨畑 老平-広河原-山の神-檜横手-布引山山頂(テント泊)
       
          2日目  布引山-笊ヶ岳ピストン(小笊)-檜横手-山の神-広河原-雨畑 老平


必要な装備 : 登山靴、ストック、寝袋、マット、雨具、 防寒着、手袋、スパッツ,サングラス、ヘッドランプ、
                   テルモス、食器と箸、昼食2日分、行動食、非常食、テント、ストーブ、コッヘル、風呂道具

■ 1泊2日の予定ですが、2泊3日という設定もできます。ご相談ください。

■ 食事      ガイドにご相談ください。しっかりしなくてはならないのが一日目の夜と、二日目の朝です。
          ご自分で準備をしてもいいですし、ガイドが準備してもいいです。アルコールは大歓迎! 

■ 申し込み   こちらからどうぞ!

  催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書はこちらです。

  保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。こちらです。

2015年2月22日日曜日

天空集落周回 折門

天空集落八坂 の続きになります。

「何もこんな日に歩かんでも・・・」という今福太喜男さんのお言葉でしたが、残り半分の天空集落周回をこなすべく、稜線を目指しました。ただ黙々と道を追いました。本来ならば主稜線に出ていくつかの峠を確認してという展開になるのですが、林道歩きじゃシャレになんないし、少しでも早く折門峠に着きたいという気持ちでした。雪は大したことはなかったのですが風が出てきて寒かったのでした。そして、天空集落を歩くとしたら、青空をお供にしないと魅力が伝わらないと認識した後半戦でした。
地蔵峠の大ツガ


まさしく雪化粧って感じの林になりました。


整備された登山道

折門峠

ここから南の尾根道を折門集落目指します。前回は山神峠経由でしたが、峠手前の小ピークからえぐれた道が直接折門に行っているようなのでトレースしてみました。


つづれ織りにえぐれた道を行くと、明るい畑だったようなところに出ます。その開けたところの手前には、お墓と石仏。集落の境界線にある、魔よけのような意味合いでしょうか。


冬だからいいものの、夏だったらとても歩けそうにない畑跡
下折門集落は割愛して、トラバース気味に上折門集落を目指しました。


雪化粧した上折門集落


気がつけばNHKのステッカー

山神峠の皇太神社

ここもそそくさと通り過ぎ、御弟子みでしの集落を目指します。


途中にあったお堂

御弟子みでしの諏訪神社 


石塔の向こうが折八分校跡

 有名な双体道祖神


御弟子集落

いっきに御弟子集落まで来ました。降雪で余裕がなくなって、雨宿り気分です。軒先をお借りしてエネルギー補給です。ここは車で来れる場所です。ありがたい軒先でした。置かれた背負子は今すぐにでも山仕事に向かう感じでした。


休んでいる内に雪もやんで青空が広がってきました。


尾根の向こうは本栖湖です。


沢集落への下りはハードでした。標高差250mの中に、梅を中心とした果樹の畑(手入れはされていません)があり、昔の仕事道を特定でするのがやたら難しかったです。


安心できた人の痕跡

沢集落の手前の堰堤


予定していた時間で下ることが出来ました。
帰りの道中も長いのですが、せっかくここまで来たのだからということで、木喰上人の里、丸畑にも寄って来ました。円空と並び称されるいわば彫刻家の僧侶です。



四国堂は見学できませんでした。



三ツ沢、八坂、折門、御弟子、沢、と天空集落を回ったわけですが、廃村になる前のことで胸にぐっとくるくらい貴重なお話として、御弟子の折八分校に子供たちが通っていたということがあります。今福さんの母校でもあるわけです。僕らが今回歩いた山道が通学路。三ツ沢集落は山の中を3kmもあります。すごいことだと思いました。
 
分校の沿革
 明治10 1877  折門分教場設立
 明治22 1889  下九一色尋常小学校折門分教場となる
 昭和16 1941  下九一色国民学校折門分教場となる
 昭和22 1947  下九一色小学校折門分校となる
 昭和26 1951  下九一色小学校折八分校となる
 昭和29 1954  古関小学校校折八分校となる
 昭和48 1973  廃校