2014年8月31日日曜日

山梨山の会

貴重な資料を見せていただきました。
労山系で、唯一山梨県で活動している「山梨山の会」の記念誌です。中高年の方々が集まって、山が好きという一点で活動なされている集まりです。メンバーの中で何人かの方と山をご一緒させていただいています。山と正面から向き合って真剣に活動されている方々ばかりなので、刺激されます。


会報を見ていたらおいらの名前も!以前熊にやられたお話をさせていただきました。
右の写真は、大先輩の山村正光さんです。すごい写真だと思いました。そのままこの会の歴史だと思いました。山村さんとご一緒出来たことがありがたいと思いました。


おまけ
ヤマケイのWebマガジンの週一のメルマガに記事を乗せていただきました。


よかったらぜひお読みください!



地獄谷本谷

沢登りです。

下流から川の流れを追っていくと、富士川―釜無川-須玉川-川俣川-川俣川東沢-川俣渓谷-地獄谷となります。 赤岳と権現岳を結ぶ稜線の東側を「地獄谷」と呼びます。扇のかなめの位置に出合小屋があります。沢や尾根がバリエーションルととして四季を通じて登られています。

林道ゲート

清里の美し森駐車場から歩き始めて、約2時間で出合小屋です。堰堤がいくつかありますが、階段が設置されていたり、巻きのマーキングはしっかりしています。これは最後の堰堤。


堰堤が終わると7~8回の渡渉で、右に行ったり左に行ったり。雨の中の沢登りとなりました。


ヌメリスギタケモドキ

昭和30年代まではあったであろう、森林軌道のトロッコのレール。マーキングは登山ルートを示しています。


権現沢出合手前の河原が広くなった所。明らかな人工物としての石垣。トロッコの終着駅として使われていた場所だと思います。


権現沢、上の権現沢の出会いを過ぎて、ツルネ東稜取り付きの右から地獄谷本谷に入ります。


フリーで登れる小滝がたくさんあります。


ゴルジュ入り口

巻き道から見たゴルジュ。小さなゴルジュ(廊下状のところ)ですが迫力満点です。下から4~5mのノッペリした滝が三個連続します。右に曲がって左に曲がって最後の巨大なチョックストンで終わり。全体で30mと言われています。最後のやつが10mくらい。敗退です。左岸の草付きから巻きました。


ゴルジュを巻き終わると天狗沢が右から合流して、本谷はナメが多くなります。


源流部は狭い窪状になり、少し脆くなりました。ホールド、スタンスが登る端から崩れました。


ダイモンジソウ


ほどなくして、キレット小屋の水場です。


小屋番一人のキレット小屋

まだコマクサが見れました。


キレット小屋前から、少しだけ顔をのぞかせた大天狗


ツルネ東稜から下ります。とっても懐かしい感じがした青空。


昭和の標識プレート
これはとても大事なやつで、ツルネ東稜を下って一番道まちがいを起こしやすいところにあります。標高約2400mについています。少しだけトレースが薄いところで、この標識のところは、左に曲がる感じなんですがちょっとわかりずらいです。4月に天狗尾根に来た時は、まちがえて上の権現沢に入ってしまいました。ツルネ東稜全体に言えることですが、このレトロ感のある昭和の標識が一番信頼度が高いです。


ツルネ東稜下部の樹林帯 


なんとか出合小屋まで帰ってきました。雨は結局降ったりやんだり・・・ひと休みして下山です。あったかいオニオンスープが美味しかったです。


林道ゲート

結局ヘッドランプのお世話になりました。
地獄谷本谷は初級の沢登りです。最短でキレット小屋に行けるし、地獄谷のバリエーションの中では一番優しいルートです。ツルネ東稜を下山ルートにすれば、地獄谷の全体像がわかりやすくなると思います。




2014年8月29日金曜日

立山

立山
黒部立山アルペンルートの、信州側の入り口「扇沢」駐車場からガスガス・・・とてつもなく高い交通費を払って、富山県側の室堂を目指します。平日なので駐車場もスペースがありました。有料と無料の駐車場がありますが、無料に無事停められました。


50週年記念のアルペンルート

黒四ダムの観光放水


ロープウェーから見た黒四ダム


室堂についてすぐの「ミクリが池」


だいぶ前から地獄谷には立ち入り禁止。火山性の有毒ガスに注意だそうです。実際は何つんとくるような匂いに満ち溢れています。吹流しの方向に注意しろと言われても・・・やばかったら立ち入り禁止なのでしょうが・・・


雷鳥沢のキャンプ場


雷鳥沢の渡渉点は立派な橋


雷鳥沢から別山乗越に行くとしたら、雷鳥坂を登る方が多いとは思いますが、こんなアプローチの方がいいと思います。雷鳥沢➔新室堂乗越➔別山乗越。
以外にお花畑がすごくて、傾斜も緩いです。


剣御前小屋(別山乗越)

別山南峰


別山南峰山頂の祠


おでました『剣岳』


今から向かう、手前の真砂岳と立山三山


室堂平を眺めてみました。 


ふり返ると別山南峰と北峰


今宵のお宿「内蔵助山荘」


内蔵助山荘の 夕暮れ


夕食

今月3回目のまともな日の出だそうです。そのくらい天気が悪い今年の夏だったそうで、そのまま登山者が少なく、厳しい夏だったという小屋の方の話でした。


ふり返った日の出


ライチョウの卵

内蔵助小屋はDoCoMoばっちり!

小さい小屋だけど、清潔でスタッフが明るくてとても良い小屋でした。「内蔵助山荘」



内蔵助カール。昔はここに小屋があったそうです。名残りの石垣は稜線からよく見えました。一番奥が白馬岳


大汝山山頂

映画「春を背負って」の舞台の大汝休憩所という小屋


雄山山頂


学校登山の小学生

一の越のコルに向かって怒涛の下り。あまりない感じの登山道なんです。ある意味無法地帯。岩が安定していないにもかかわらず、登山者が多すぎて縦横無尽にトレースがあるところです。事故も多いところです。


イワツメクサ


なんだか晴れて、気持ちいい天気になりました!


室堂を目指します。遠くは大日岳


名物売り子おお受け!

黒四ダムまで帰ってきました。


乗車時間はそれぞれ短いですが、トロリーバス-ケーブルカー-ロープウェー-トロリーバスで室堂です。往復で約¥10,000の交通費です。日本を代表する観光地です。