2017年9月26日火曜日

明神岳縦走

前穂北尾根から前穂高岳に登りました。写真は南北に長い前穂の山頂です。ここからの選択肢として、重太郎新道から岳沢に下り上高地というのが一般的だと思います。早々前穂高岳に着いたのでもういっこ高いグレードにチャレンジしました。明神岳縦走です。


これは上高地から横尾に向かうハイウェー(登山道ですが、)から見た明神岳。左のピークから明神岳Ⅴ,Ⅳ、Ⅲ、Ⅱ、Ⅰ峰なのですがこんな写真じゃようわからないというのが本当のところだと思います。上高地から梓川を上流に向かって登って行くとどんどん景色が変わり、山座同定(地形図を見ながら見える山の名前を確認する行為です。)が目まぐるしいところです。


前穂高岳山頂から北尾根を見下ろした写真です。手前の岩稜(北尾根Ⅱ峰とⅢ峰)の向こう側が涸沢カールです。左の奥に槍ヶ岳、右奥の形の良いのが常念岳。


明神岳Ⅰ峰~Ⅴ峰までを地形図に記してみました。


前穂高岳山頂から明神岳主峰(Ⅰ峰)まではひたすら下ります。いちばん低い奥明神沢のコルまで約250mも下ります。すごく長く感じます。実際長いです。写真の尖ったピークがⅠ峰とⅡ峰です。右奥に梓川の流れと上高地が見えています。コルまでは特に悪場はありません。


奥穂高岳から西穂高岳までの稜線がカッチョ良い。


間近になったⅠ峰とⅡ峰。東側の梓川側はすごい崩壊です。白い筋がトレースです。


奥の方に重太郎新道が見えます。この平らにテントを張るパーティもいるのでしょう。平べったい小石を敷き詰めて整地されています。


Ⅰ、Ⅱのコルに下ります。Ⅱ峰の登りが核心と書いているサイトが多いです。でも実感としては奥明神沢のコルを過ぎてのⅠ峰の登り(前穂側の登り)の方が悪く感じました。


振り返って前穂高岳


Ⅱ峰からのⅢ,Ⅳ,Ⅴ峰。右奥に大正池が見えています。


Ⅲ峰は急ですが正面を下りました。ホールドスタンスがたくさんありました。


明神岳主峰に突き上げる東稜です。梓川の対岸に徳澤園の屋根が見えています。


Ⅳ峰から見たⅤ峰。右に落ちる南西尾根を下ります。ピークの下に見える平坦地がテントを張る場合の適地です。


Ⅴ峰に刺さるピッケル。Ⅳ峰そしてⅢ峰が見えています。


Ⅴ峰ピーク下の平坦地。ここから南西尾根を下り、岳沢の登山道に出ます。上高地が⑩で岳沢ヒュッテが①とナンバリングされた⑦の看板のところに出ます。この下りが明神岳縦走の核心かも知れません。そう言いたいくらいハードな下りです。

※クライミング技術がないと縦走は出来ません。


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