2017年6月22日木曜日

竜頭山

竜頭山1352mは浜松市の北にある山です。南アルプス深南部の水窪川(みさくぼ)が、諏訪湖から流れ出す天竜川に合流するあたりの山です。合流点のすぐ東の登山口。いちばん高いうっすら見えているのが竜頭山です。


平和(ひらわ)登山口。この山にもボランティアの方々がいらして、積極的に整備されているということが伝わってくるような標識がありました。ユキノシタの白い花がたくさん咲いていました。


壱丁目という丁石。入り口だけにありました。


まるで修行の山です。九割は杉の植林地。ずっとこんな景色が続きます。


平和(ひらわ)集落はもうありませんが、集落に人々が生活していたころの火の見やぐら。たくさん見られた石積みの平らには木造の建物が建っていたのだと思います。集落が生きていた時にはこの杉林はなかったでしょう。全く違う景色だったと思います。


ほぼ昔の山仕事で使われた道が登山道です。典型的な日本の里山の登山道です。


こんな植生が貧弱な杉林に、なんとカモシカの子供がじっとしていました。野生動物に出会うとガイド山行盛り上がります。


自然の中にいるのに幾何学的な景色の杉の植林地。


それでもお花に出会えました。コアジサイ、品のいい香りに皆さん鼻を近づけていました。


この奥の抜けた空間に御嶽山が見えるはずなんですが、残念な日でした。


タンザワウマノスズクサ 丹沢馬の鈴草  ジャコウアゲハの幼虫の食草です。


ヤマトウバナ 山塔花


ガクウツギ 額空木


ポイントがちょっとズレた感覚の標識。有り難いのですが、わかりずらいのでこんな表現も仕方ないです。天竜スーパー林道という車道が稜線上に通っているので、開発されている山です。いろんな道が縦横無尽にあるので標識もわかりにくいんです。標識がわかりにくいというより、縦横無尽のトレースがあるということが問題なのだと思います。


こんな人工物もありますから。


部分的には気持ちの良い尾根道だったりします。


山頂三角点。二等三角点でした。


車を走らせてここに来た人向け?整備された公園があります。


公園の東には立派な避難小屋。ここはトイレも併設。


ほおずき平という平な地形から、登りで使った登山道に入って下山です。杉林のこんな景色の下り。


無事に下山。標識が整備されていようが登山道がわかりにくかろうが、とりあえず無事に山行が終わった瞬間、感謝の気持ちに包まれます。お疲れさまでした!


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