2016年10月24日月曜日

恵那山

僕にとっての恵那山の印象は、南アルプスの主稜線から天気が良いと遥か遠くにどかって鎮座している山、それが恵那山です。南アルプスの山に登る機会がやっぱ多いのでそんな感覚ですが、中央アルプスからも、北アルプスの南部の山からもどっかりした山容はよく見えます。その山に初めて上りました。リクエストがあったのでワクワクした気持ちでした。
いくつかある登山口の中で、ここから登りたいというルートを選ばさせていただきました。どのルートから登っても大差はないくらいしんどいルートしかない恵那山です。遠くから見てどっしり見えるということは、そのまま恵那山が簡単な山ではないということを表しています。
岐阜県側の登山口、追分から登り始めました。大まかにいうと神坂峠からのルートです。


一般ルートでしょうが、地図には載っていないルートでした。急な沢筋から尾根を巻くようにつけられた登山道。短いセクションですが、怒涛の登りとやばいトラバース。非常に神経を使う登り始め。ひと登りで鳥越峠です。取り越し苦労というおやじギャグがウケない位の急登でした・・・

ウバナギ、長野県と岐阜県の県境の稜線、岐阜側の斜面は崩落地形です。


こんな展開の山もなかなかないという感じです。山ってたいがい尾根で繋がっています。恵那山は中央アルプスの最南端の山です。その山に北側から登っています。恵那山に繋がる尾根に取りつきましたが、尾根が長いのでアップダウンがたくさん・・・だいたい中間部にある大判山に着きました・・・


恵那山の山頂稜線まではまだまだあります。


ツルリンドウの花と実を同時に観察できました。実は食べないほうが良いようですが、何かの動物がかじっていました。


立派な御嶽。


鋸岳、甲斐駒から、光岳、池口岳、黒法師岳まで見事に見えました。


中津川の街もばっちし見えました!


天狗ナギと呼ばれる崩れ。登山道が崩れてしまっていますが、まき道がしっかり整備されています。


主稜線にあった森林の林班の境界線の宮標石。


北からの尾根が主稜線に合流する手前、シラビソの森になりました。


分岐。長い長い山頂稜線に着きました。


遠く山梨から見てもでっかい恵那山です。山頂部は南西から南東にかけて長く、どこが山頂なんだ-!という感じでした。神坂峠から主稜線に出てから三角点のあるピークまで約1㎞。簡単に言えば山頂が1kmあるのが恵那山なんです。それでも一番高い所は山頂避難小屋の西じゃないかと思います。緩やかなのでぬかったところも多い感じ。


展望台もあり、三角点もある山頂。ハシゴを登って見まわしても展望はありません・・・


それでも三角点は一等。柱石が迫力あるでかさです。


山頂避難小屋。


せっかくなので小屋の中を拝見。うおっー!ストーブがある!


きれいな小屋でした。


立派なトイレもあります。


同じルートを下りました。帰りはガスガスで展望はなくなり残念・・・


鳥越峠からの下り。椹(さわら)の大木が何本もありました。


岐阜県中津川市の追分登山口から神坂峠コース、長いルートを頑張って歩いていただいて、ご褒美のような紅葉のきれいさでした。



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