2016年6月7日火曜日

竜ヶ岳

お正月のダイアモンド富士で有名な竜ヶ岳です。


久しぶりの登山で、夏に向けてご自分がどこまで歩けるか試したいというご要望。無理はしたくないけど夏の山につながるような山行にしてほしい・・・難しいご注文です。
国道358号線を南へ。甲府から1時間くらいで本栖湖畔の駐車場が登山口です。ドライブしながら体調のこと、不安な足の様子、いろいろお話を伺いましたが医者ではないので、こうしたらいいんだというアドバイスの自信はありません。とりあえず時間がかかってもいいのでゆっくり歩き始めました。自分が可能な一番ゆっくりなペースで歩こうと決めました。驚きのペースです。ゆっくりにです。


おまけに2016年梅雨入り直後。空模様も気にしなくてはなりません・・・大室山と青木ヶ原樹海が広がりました。


前日の雨で少しスリッピ-な登山道。ゆっくり、ゆっくり、けっして呼吸が乱れないようにゆっくりと。


足和田山と青木ヶ原樹海。少し風も出てきて、雲も広がってきた感じです。


登り始めて半分くらいの緩傾斜帯。東屋があります。


小さな祠にお地蔵さん3体。


富士山の噴火で流れた溶岩が本栖湖に入って、熱さに耐えかねた湖の主の龍がこの山に登ったという伝説で、竜ヶ岳と呼ぶようになったとか。その龍を祀った祠です。



綴れ織りの登山道は足にも優しかったはずです。


よく整備された登山道。歩くこと、登ることに専念できます。


風が少し冷たい山頂。ツエルトを張って風を避けての昼食。


ヤマボウシの木がたくさんありました。


春先にたくさんの人が訪れる芝桜の公園を見下ろします。



ヤマボウシの花もここはいろんな色がありました。少し赤みを帯びたもの、緑がかった花。


花たちが踊っているような感じです。この木が一番きれいでした。


標高が低いので、花は割と地味目のものばかり。山野草ということで同定が難しいです。
これはニガナ、食べられるそうです。


ヒメハギ。花が萩に似ているから付けられた名前。


ミツバツチグリ、だと思います。キジムシロ、オヘビイチゴみんなそっくりです。


もう花は終わってしまっていますが、この特徴的な葉っぱがとてもたくさんありました。
フイリフモトスミレ


ヨウシュコナスビ。ヨーロッパ原産の帰化植物。


心配された膝、腿の痛みもなく下山しました。標高差で600mを登って下りました。標準コースタイムより1.5倍の時間がかかりましたが、この夏登りたい山の算段はついたということでした。
よかった!お疲れ様でした!


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