2014年3月30日日曜日

御岳道

石仏愛好家でもなく、道祖神研究家でもありませんが、気になるものは多々あります。
たまたま歩いた山の中に、昔の山人の痕跡があったりすれば、なんだったんだろう?と気になります。簡単にインターネットにつないで疑問が解ければだいたい流しますが、インターネットの世界では分からないことは沢山あります。
今回はそんな事柄で、単発では終わらないと思います。

茅ヶ岳に登った後で、ルートを北に取ってみたら、カラマツの植林地の中にこんな大仏さんがあったとしたら誰でもなんじゃこりゃ!となるでしょう。

大峠(観音峠)下の石仏

金峰山講の御岳道の一つ、北杜市須玉町岩下集落からのものです。
この集落の‘萬屋’という造り酒屋が信心を表すためと道標になるように、だいたい100m間隔で観音様を建立した、その石仏が今でも確認できるという山の中。もちろん読図が必要です。

関所跡の石仏

林道ゲート、4月25日まで開きません。


御岳道の入り口にある石仏。廃仏毀釈で首より上がありません・・・


だいぶ紛失しているようですが、山道を歩いていてこんな石造物に出会えば驚きです!
右はやまみち、左もやまみち、真ん中が御岳道と彫られています。


雲の切れ間から見えたマナリ岩


整理がついていませんが、下山途中に見つけた観音様。


北杜市須玉町岩下集落
山の民の生活の延長の金峰山講だと思うので、もっと調べ上げるつもりです!


2014年3月29日土曜日

阿弥陀南稜

バリエーションルートの入門ルート、阿弥陀南稜に来ました。
やっぱ人気ルート、トレースはばっちりでした。トレースがあると楽ですね!


標高2370mの立場山、ここに来るまでが一番ハードです!

立場山山頂

阿弥陀南稜から見た権現岳方面


行く手の南稜


天気が良いので北アルプスの山々もばっちり見えました!


有名な青ナギ

赤岳方面を見ると・・・素晴らしい!


さあー、南稜の仕上げです。


 P3の手前で左にトラバースして広河原沢3ルンゼの上部に入ります。


僕の前に何パーティーかいて、最初のパーティーに追い付いたのがP3のとこ。セカンドの人のトップへのビレーがなんだかな~って感じ・・・


順番待ちは、いつ先に行けるかわからないのであたり障りのないように・・・

まあ、フリーソロなんでギアがかぶらないようにすれば問題ないかと・・・だいたいロープは出してないですし・・・おいらはね・・・


とりあえず先行させてもらいました。下はハードな立場山


P4を左に回り込めば、後は山頂です。


なんてこったの積雪量・・・


阿弥陀の山頂から西に御小屋尾根を下ったのですが、すぐに表れるのが摩利支点というピーク。
その下は、北西稜と言われるリッジ。上から見下ろしたら、北西稜の東のルンゼは雪崩のデブリが凄かった。隣の隣は何人もの人が雪崩の犠牲になっている沢です。


振り返った阿弥陀岳


御小屋山までやたら長い・・・


途中から見えた権現方面


こんなんもありました。


やっと船山十字路到着




2014年3月28日金曜日

水無峠山 ~鹿の子池で焚き火~

水無峠山
山梨と静岡の県境にある山です。ロープを出すような悪場はありません。登山道はほぼないので、ルートファインディングを含めて地図読みが主体の山行のお誘いです。

ほんとの目的は・・・大井川・東河内にある幻の池”鹿の子池”に泊ること!水無峠山の標高が約2080m、そこから南西に延びる広めの尾根の約1800mの標高のところにある湧水だそうです。

加えてこの時期ですと山菜のコシアブラの畑があるような山です。当然夕食はコシアブラのフルコースです!




▪ 日時  :   2014年5月17日~18日(土、日)


▪ 参加費用:  ¥28,000 (ガイド料、その他)        


▪ 難易度 :    体力レベル ★★★ 技術レベル ★★★

        
▪ 集合場所 : 鰍沢病院駐車場  国道52号線-県道37-810号-雨畑-長畑ゲート

 
▪ ルート : 1日目 長畑-青枯山-三ノ沢山-水無峠山-鹿の子池(泊)

        標高差 登り約1400m  下り約200m  距離約7km  行動時間約7時間


        2日目  ―  1日目の逆コース


▪ 必要な装備 : 登山靴、ザック、登山用ウェアー、ストック、雨具、防寒着、帽子、手袋、水筒、

          2日分の食料、行動食、非常食、ヘッドランプ、寝袋、マット、その他必要なもの


▪  本当に地味な山域です。何もありません。なにもないから山と真っ向から向き合えます!
  地図読みをしながら、山梨と静岡の県境に登り、幻とか神秘的とか言われている
  ‘‘鹿の子池’’探検です。
  水を持ち上げなくても鹿の子池で補給できるので荷物も軽く済みます。

▪  申し込み


  お申込みフォーム:こちらからどうぞ!


催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書は:こちらです。



保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。:こちらです。

笊ヶ岳


■詳細
日時   :   2014年6月7,8日(土、日)

 参加費用 :  ¥30、000 (ガイド料、その他) 
       
難易度 :    体力レベル ★★★★             技術レベル ★★★ 

出発時間 :  6月7日(土) 朝7時 早川町 雨畑 老平駐車場

ガイド車に乗り合わせも可能です 6時 鰍沢病院駐車場 
  

登山ルート :  1日目  雨畑 老平ー広河原―山の神―檜横手標高2000m地点(テント泊)
       
          2日目  檜横手―布引山を経て笊ヶ岳ピストン―檜横手―山の神―広河原ー雨畑 老平

行動予定 :  1日目 老平7:00ー 9:00広河原ー 14:00檜横手テント予定―登りの速さにより布引山テント泊
          
          2日目 テント場5:00ー7:00布引山―8:30笊ヶ岳―10:00テント場ー14:00広河原―16:00老平 
             
必要な装備 : 登山靴、ストック、寝袋、マット、雨具、 防寒着、手袋、スパッツ,サングラス、ヘッドランプ、
                   テルモス、食器と箸、昼食2日分、行動食、非常食、テント、ストーブ、コッヘル、風呂道具

■食事      ガイドにご相談ください。しっかりしなくてはならないのが一日目の夜と、二日目の朝です。
          ご自分で準備をしてもいいですし、ガイドが準備してもいいです。アルコールは大歓迎! 

■ 申し込み   こちらからどうぞ!

  催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書はこちらです。

  保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。こちらです。

2014年3月27日木曜日

破風山~青笹尾根~

破風山~青笹尾根~


   ■ 詳細

    日時     :   2014年5月31日(土)


    参加費用   :  ¥13000 (ガイド料) 
  
      
    難易度    :   体力レベル  
★★  技術レベル  

                
    集合場所時間 :  道の駅まきおか 5月31日(土)朝 5:30 
                              


     行程 :  雁坂トンネル駐車場-峠沢入口-破風山-青笹尾根-雁坂トンネル駐車場
                   

            標高差約1000m 距離約11km  
     
    ■ 持物 : ウェーディングシューズ、登山靴、日帰り基本装備、地形図「雁坂峠」



     申し込みフォームからどうぞ!    携帯電話

2014年3月25日火曜日

甘利沢

6月開花のレンゲツツジで有名な甘利山。
普通は車で標高約1600mのツツジ苑横の駐車場まで上がります。下から自力で登るのは山本健一顧問のいる韮崎工業高校の山岳部の生徒ぐらいではないでしょうか?甘利山に限らず、山梨の主要な林道のゲートが開くのは毎年4月25日。でも本当に春の自然を楽しみたかったら4月の中旬までです。スプリングエフェラル!



韮崎の市役所の隣の武田橋を渡って、そのまま西山に登っていく道の左の沢が甘利沢。どんずまりの徳島堰を渡ると山合いの山岳道路になって1000m以上の標高差を登って、駐車場となります。甘利沢は標高750mくらいのところで南沢と北沢に別れます。
写真は北沢です。


なんだか瑞々しい緑の葉っぱ!わさびです。花わさび!


こいつをさっと湯がいて醤油をたらしてがつがつ食えば、つんとした春の珍味となります。 

カタクリ

4月の始めだとカタクリの花も楽しめます。このときは少し遅かった・・・今年は2月の大雪があったのですが、ここにきてすごいスピードで春が押し寄せている感じです。


ありし日のナナちゃんとも登った滝でした。

2014年3月17日月曜日

小倉山 ザゼンソウ

数日前の山梨日日新聞にザゼンソウの記事が載っていました。季節の風物詩ですね。

はじめて行ってきました。


全くの偶然なのですが、ザゼンソウ群落で有名な甲州市(塩山)玉宮地区の竹森に山のお客様がいます。おととし山梨百名山達成の瞬間を御一緒させていただいた方です。
小倉山自体は標高差もあまりないので、「読図をしながら行ってみましょう!」という提案をしました。ザゼンソウの群落は帰りの駄賃って感じのスタート。

渡渉が一番の難関!

北西の尾根上の三角点

1時間もかからずに山頂。立派な展望台にちょっとびっくり。


南アルプスが一望できました。特に真っ白な仙丈ヶ岳がしっかり見えました。


超人気のハイキングコースでした!(知らなかった!)


プチ縦走


ザゼンソウの解説




立派な公園が入り口

まだまだぞくぞく登ってきます。これは静岡の100人の団体!


2月14日の雪害で潰れたハウス

首都圏にも近いザゼンソウの群落だからか、すごい人気です。

だいたい5kmぐらいの周回でした。
前半は、遊歩道も登山道もない簡単な読図山行でした。