2014年12月18日木曜日

地形図の折り方

やぶ山三ちゃんの一番大事な商売道具!?

登山道があってもなくてもこれがないと話になりません。2万5千の地形図です。どうやって畳んで山に持って行くんですか?という質問をいただきました。はっきり言って決まりはありません。丸めようが切り取ろうが自由です。でもいろんな山に行っていると地形図も増えます。折り方を統一しておいた方が整理する時も便利です。


ここにご紹介するのは、あくまでも僕がやっているやり方ですので絶対ではありません。参考程度にお読みください。ただあまり細かくすると折り目が増えて、実際の山の中で見にくかったり、広げにくかったりします。

たまたまテキトーに畳んだ「韮崎」があったので折り始めてみます。折る前に磁北線を入れておきましょう。


地図は上が北、下が南、右が東、左が西。北と南でセット。東と西でセットとして下さい。これは最終的に地図のタイトルが見やすくなるための順番です。


まず北と南を、地図と余白のところで折ります。ここは順番はどちらでもいいです。


次に東と西を折ります。ここも順番はどちらでもいいです。4辺を折ったので、余白が地図の裏側に折りたたまれ、地図だけが見えています。


裏返します。余白が折られています。角を斜めに折り目をもう一つ増やすとすっきりします。


南北方向に折ります。半分になりました。あと2回南北に折ります。


その時に注意するのは、外側を少し出るようにして、真ん中の折り目が中に入るようにしておくこと!そうしないと初めに折った折目が何度も出し入れすることによって、擦れて等高線が読めなくなることがあります。南北の始めの二つ折りの折り目を保護するという意味です。


都合、3回南北で折るとこのようになります。


立ててみました。左右の辺よりも真ん中が少しへこんでいます。


そして最後に、地図のタイトルが見えるように東西で折れば完成です。 


上の写真のようにして管理しています。実際はもう一回東西に折って、ポケットに入れたりします。


ジップロックに入れて防水対策をしたり、購入した国土地理院の地図を原本にしてカラーコピーしたり、縮尺を変えて見やすくしたりすることもあります。


最後にここがポイントです。真ん中の折り目、保護されているのがわかると思います。

地図読み山行の様子はこちらをご覧ください。リクエストいただければ随時行います。

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