2013年5月22日水曜日

甲州街道の野草


明日から白根南嶺に入るので甲府に買い物の今日でした。

梅雨入り前のさわやかな季節。国道脇もずいぶんと華やかです。


 この花ご存知ですか?この時期、道路脇や河川敷に咲き乱れています。もう山梨の風物詩と言えるでしょう。GWが過ぎて、5月いっぱい盆地のいたるところで見ることが出来ます。

オオキンケイギクです。

むかしインターネットがない頃に図鑑で調べたのですが、調べるのがとても大変でした。
今は本当に便利な世の中です。名前で検索すれば、写真付きでいくらでも出てきます。

ただウィキペデァを見ただけですが、結構すごいやつでした。

雲がなければ富士山!

オオキンケイギク

キク科の宿根草、原産は北アメリカ。今から130年くらい前の1880年代に鑑賞目的で輸入された。

日本において侵略的外来種ワースト100に選定されていて、栽培、譲渡、販売、輸出入は禁止!



この意味わかります?30年前以前はこの景色はなかったということ!

いやぁ~3Chanも年とったな~・・・という問題ではなく、ワイルドフラワーとしてもてはやされ、商売に使われ、結果綺麗なもんだから季節の風物詩になったオオキンケイギクということ。

人間社会は罪つくりです。繁殖力が強いものだから、主要幹線道路を中心にここまで広がってしまった。在来の植物を駆逐してしまいそうだからと、栽培禁止。完全に人間の負けです。

 ムシトリナデシコ

ナデシコ科の越年草。こちらはヨーロッパ原産。江戸時代に観賞用として移入されたものが野生化

茎のとことがネバネバしているからのネーミング。でも食虫植物ではない。蟻よけみたいです。
 
 チガヤ イネ科の多年草。こいつは世界中どこにでもあるようです。日本ではススキに負けてしまうので、定期的に刈られたり、しば焼きされるところが住み家。

むかしは農家が肥料にするのに刈っていて、今は道路管理の国土交通省が刈ってる。

だから道路脇に多いのでしょう。ちなみに、世界の侵略的外来種ワースト100の選手です。
 甲州街道の中央分離帯

こんなに整然としていると、日本人気質で憎めません。ワースト100!?

クサフジ マメ科の多年草。北半球に広く分布していて、中国では薬草だそうです。
 中央線脇の町道

おうおう、クサフジもこの時期の風物詩だよな!と写真を撮ったら、こんなものも・・・
 桑の実

むかしは養蚕が盛んだったので、こんなものまで道路脇にあります。食べごろの実がたくさん。

いかがでした?面白いですよね!いまさらこの社会の営みを変えるわけには行かないし、

どうしようもないことだらけです。せめて放射能の拡散だけは何とかしてほしい・・・

オオキンケイギクが咲くころはいろんなこと考えさせられます。

あの花のように適応能力は高くありたいです。まずはネットからかな・・・ 



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