2013年2月15日金曜日

夏沢鉱泉 お風呂湧いてます!




デルタ号です。
八ヶ岳の主稜線に上がる最短の方法の一つ!夏沢峠。
なんとなく噂に聞いてました。夏沢鉱泉は標高2060mなのですが、宿泊者の送迎付き!?
本当でした。1時間半もあれば、八ヶ岳の主稜線上に夏沢峠に行けます。



車のドアーを開けるとまさしく小屋の玄関でした!
冬のシーズン、週末は予約がいっぱいでなかなか泊まれません。
若いスタッフも明るくて元気です。部屋で荷物を整理して歩き始めました。



天気が崩れる予報の前日。歩き始めて1時間弱でオーレン小屋。
冬季小屋もありました。
日差しがまぶしくて、まるで春のような陽気でした。



箕冠山への道はトレースが薄くラッセルです。
ツボ足→ワカン→スノーシューと履き替えてもらい、道具の感触を確かめていただきました。
スノーシューが一番しずまないという結論。
気持ちよく高度を稼ぎます。



八ヶ岳は人が多く入るので標識もしっかりしています。



根石岳の登り。
振り返ると南八ッの峰々が見渡せました。
気持ちいい稜線のようですが、やっぱ風が強いです!それにしても雪が少ない。



夏沢峠に向かって南下しました。
翌日登る予定の、硫黄岳がどんどんでっかくなります。
トレースも怪しいのですが、佐久側は切れた崖で、茅野側はなだらかな樹林帯。



宿に帰ったら、お風呂の用意が出来てました!
鉱泉なので加熱しているのですが、気持ちよく入れました。
お風呂は4~5人でも入れる広さです。窓からは星空でした。



翌日は朝から雪。
オーレン小屋も青空はありません。



硫黄岳を目指すも、雪と強風で、途中であきらめました。

もちろん登らないという選択肢もあります。無理は禁物です。
ただ今回はアプローチが楽です。デルタ号に乗ればいいのですから。
あきらめるにはそれなりの理由があります。今回は雪と、なんといっても風!
冬の強風を体験していただいたうえで下山です。

あきらめて正解でした。雪が2時間ぐらいで30cmくらい積もりました。
こんな時は余裕の貯金の残高すぐになくなってしまいます。



自分たちのトレースもなくなり、ラッセルとなってしまいます。
赤テープとか、歩いた形跡とかを頼りに下りました。
前日に歩いているので、バンバン雪が降る中下れました。



小屋に帰って、ひと風呂浴びて、デルタ号に送ってもらいました。30cmの積雪をもろともしないでどんどん下ります。一か所保安のためにゲートがあります。



車を走らせて、雪景色に見とれてしまいました。

今回は初心者の方で、雪の上の歩き方を中心にアドバイスさせていただきました。
大切な装備の注意点も、考え方を中心にいろいろお話しできたのはよかったです。

ストレスを最小限にして冬を体験するには最適の場所の一つです。夏沢鉱泉です。






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