2012年11月2日金曜日

苗場山 初冬 


山をゆっくり気の合った仲間と登りたいというリクエストがありました。
忙しさに答えを出せないでいました。

夏には北アルプス方面に行く約束もしていたにもかかわらず、それも答えられませんでした。
申し訳なく思っていたところ‘苗場山’は?といただきました。

もう季節も遅いし、ずいぶん遠いところ…と少し気が重かったのですが…

大正解でした!すばらしい初冬の山を堪能できました!Aさんありがとうございました!



朝5時甲府を出発。上信越道から秋山郷を目指しました。今回は最短コースの小赤沢から。

小赤沢コースの駐車場まで4時間半かかりました。周辺は紅葉真っ盛り!



高度を上げるにしたがい、紅葉の世界は終わり、前日の雨が葉を落とした木々に凍りつき見事な霧氷を見ることが出来ました。



程なく山頂湿原。この傾斜の劇的な変化の最大の感動は、なんといっても無数の池塘群とシラビソの森。オーバーに言えばこの世のものとは思えません。
濡れた木道が凍ってさらに歩きにくくはなっているものの、歩きにくさを超える景色!

のんびり歩きながら、今夜の宿‘苗場山ヒュッテ’に到着。素朴で快適な小屋でした。食事にネマガリタケのタケノコが沢山出てきたのも、雪国という感じ。ただ飲み水は有料です。

翌朝、朝食まで時間があったので日の出を眺めに外に出ました。小屋の温度計は-5℃!全く寒い朝でした。

雲一つない朝で、遠くの山がよく見えました。妙高山、火打山が意外と近いです。日の出は谷川岳から昇りました。山頂も数分なので行ってみました。ただあまりにゆる~い傾斜なので、よく見える周りの山々もいまいち…山座同定はとがった山の方がいいみたいです。



見事な日の出でした。木道の上も霜が分厚く降りていて、少し日が昇ってからのんびり下山。
歩く時間も短いのですが、それ以上のドライブも待ってます。温泉も絶対ですし!



なんだかこのまま下ってしまうのがもったいないような高層湿原。一番手前のとんがりが坪場のピーク。その奥が有名な日本ニ百名山の一つ、鳥甲山(とりかぶと)遠くは北アルプス北部。



時間があるので、坪場のピークまで行ってみようとなりました。初めはトレースがはっきりしていたのですが、最後の登りは藪漕ぎ、ごちそうさまとなりました。むこうが苗場山山頂です。
木道も見えます。左と右の傾斜の違いが、山頂湿原なんです。



下山して寄った温泉は‘のよさの里’。内湯と露天風呂ありの落ち着いた温泉でした。露天風呂からは鳥甲山の稜線がよく見えました。

池塘の苗場山、登山口は複数あります。高山植物も豊富で四季を通じて楽しめそうです。
次は残雪のころ6月に計画したいと思ってます。ぜひ!
ただ、アプローチが長い!

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