2016年9月29日木曜日

茂倉岳

関越道谷川PA下り。天気予報にまたも裏切られ、中央道-圏央道-関越道と走らせた車のワイパーは仕事しっぱなしでした。去年リニューアルしたばかりのきれいな谷川PA下りです。


関越トンネルを新潟方面へ。首都高速中央環状線山手トンネルが2015年に開通するまで、車が走るトンネルとして長い間日本一だった関越トンネル。長さ約11kmで約30年前に出来たトンネルです。さらっと書き流すには申し訳ないくらいの歴史があるのですが、実際走ってみて驚いたこと。とても走りやすいんです。そう思わせる理由は明るいということと、側面がタイル張りだということ。安全に配慮した様々な理由があるのでしょう、実感としてとても走りやすいトンネルです。


川端康成の小説「雪国」は「トンネルをぬけると雪国であった」で始まるわけですが、この日は「青空だった!」で、歓声があがった車内でした。久しぶりに見る青空!


上越国境の山、茂倉岳(しげくらだけ)を関越トンネルの新潟県側の土樽から目指しました。広々した茂倉新道の駐車場。


イラストマップではあてにならないので、尾根道とはいえ地形図を見ながらの登山。谷川連峰の真下には、上越線の清水トンネル、上越新幹線の大清水トンネル、関越道の関越トンネルが通っています。上野国(こうずけのくに)群馬県と越後国(えちごのくに)新潟県を結ぶ大動脈です。


やはり雪国の山、すごく湿っぽく、どことなく泥臭くという感じです。


途中の木の根は酷かった。とくに鼠子ネズコと呼ばれる黒檜クロベの大木の根っこは、ちょっとした岩場を乗り越える感じで厄介でした。


矢場の頭1490m。このピークの手前から木の根から解放されます。こんな標高でも環境が厳しく樹木が大きくなれないのです。


コナラの虫こぶ(植物の内部に昆虫が卵を産み付けることによって、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起)。ナラハヒラタマルタマバチという昆虫が卵を産んで、コナラの葉がこんなに真ん丸になるなんて・・・中には幼虫、やがて落ちて越冬して成虫になるようです。葉についている状態をナラハヒラタマルタマフシと呼ぶそうで、漢字を当てると ナラ(楢) ハ(葉) ヒラタ(平ら) マルタマ(丸玉) フシ(五倍子) 最後のフシは虫こぶのこと。


途中で降り出した雨にずぶ濡れになりながら茂倉避難小屋到着。



水場まで1分と書かれています。小屋の北側の斜面をしっかり下ります。帰りは3分って感じです。この日のように、雨が降っていたりするとサンダルでは行けません。しっかり雨具を着て、登山靴を履いてという感じです。水はしっかり出ています。


茂倉岳避難小屋、20人弱が泊まれるでしょうか。とてもきれいな小屋です。


夕食は山形の芋煮でした。


つづく。

2016年9月21日水曜日

南アルプス天然水


先月の栗沢山。某コマーシャルの撮影のサポートでした。放送が開始されたようです。

YouTubeにアップされた宇多田ヒカルさんのコメントが素晴らしかった!



毎週の台風、不安定な天候、僕らが知っている南アルプスの素晴らしい自然とは違った表情。こんなんで良い映像になるのかな?なんて思っていたのですがさすがよくまとめたなぁという感想。宇多田ヒカルさんのコメント、ご本人がずっといたわけではないのに、すべてかかわった方々に伝わるようなコメントで感動しました。


コマーシャルの撮影はテレビのそれより3倍はエネルギーがかかっていると思いました。


本当に寒い朝で、強風がやまない過酷な条件でした。うしろ姿の女優さんとスタイリストの女性とツエルトの中に入っていただいて寒さをしのぎました。彼女が一番頑張った現場でした。


甲斐駒ケ岳がなかなか顔を出してくれなくて、栗沢山山頂に6時間もいたのでした。


見事な青空になって救われました。予定していた日程の最終日です。南アルプス林道の通行許可を受けてハイエース4台で北沢峠まで入っています。 夜叉神のゲートに鍵がかけられる時間が午後6時。そこから逆算してギリギリまでの撮影でした。カメラマンのリーダーの方は午後8時から都内で吉田羊さんという女優さんの撮影があるということで早めに下山。


撮影スタッフの方々、普段は山登りはしません。別れ際、異口同音に「山をナメてました!」とのこと。もう少しコミュニケーションが取れて準備がしっかり出来ていれば良かったとは思いました。
お疲れさまでした!

2016年9月20日火曜日

鋸岳

鋸岳のリクエスト。何度も書いているブログ記事です。なるべく違う視点の写真を選んでみました。
北沢峠に向かう長野県側のベースとなる、旧長谷村のバスの始発駅、仙流荘横のバス停です。横に駐車スペースがあって、連休なんかの時は車を停めることも厳しくなる場所。ここから鋸岳がよく見えます。トイレ休憩と、戸台大橋(南アルプス林道の起点)からバスに乗るということを事務所に伝えます。戸台大橋からも乗る人がいるということを認識してもらうためです。


こんな案内が張られています。鋸岳はそういう場所。


時間に余裕をもって戸台大橋にスタンバイしていたら二十世紀なしをいただきました。守衛のおばさまごちそうさまでした!


戸台から北沢峠のバス、いつもに増してゆるい感じの運転手さんで盛り上がった車内でした。この一体感は残念ながら山梨県側にはありません。色づき始めたカツラの木。


南アルプス林道から見た甲斐駒ケ岳と鋸岳。


丹渓新道でバスを降りて戸台川に下ります。


鋸岳への、角兵衛沢への・・・アプローチとして使った丹渓新道ではありますが、それはそれで美しい樹林帯です。


渡渉3回をこなして角兵衛沢の出合のケルン。ここから樹林帯の急登が始まりますが短いです。


急登をこなして、大岩下の岩小屋の横、シンボルのカラマツの枯れた巨木。いいランドマークです。


この岩壁の向こうに岩小屋があります。


お代わりガンガンだった大好評の坦々鍋。


夜明けとともに登り始めた翌朝。


タカネビランジがまだ咲いていました。


中央アルプスが見事に見えていました。


角兵衛沢の角兵衛沢らしい岩の堆積。


第一高点から見た甲斐駒ケ岳と北岳。


登るエネルギーと同じかそれ以上の下り。万が一のためのショートロープ。いちばん遠くに見えている戸台の河原。あそこまで下ります。はぁ~!


ヤマハハコ


帰りは戸台河原をひたすら歩きます。有り難いケルンです。


河原歩きの様子。


駐車場到着。


北沢峠行きのバスで丹渓新道まで乗って、戸台川に下って角兵衛沢に入って、大岩下の岩小屋に泊まって、翌朝いちばんで第一高点まで。それが一番楽なルート取りだと思っています。でも、帰りもあるんです。無事下山しなくては完結しません、それが登山です。第一高点から角兵衛沢を下って戸台川を2時間歩いて終わる山行です。そんなことを実感できた貴重な山行でした。お疲れさまでした!

2016年9月14日水曜日

沢靴リコール

この写真は南アルプスの結構奥にあるあまり有名でもない沢です。結果は敗退、稜線まで抜けることが出来ませんでした。その山行前に沢登り用のくつ、沢靴とかウェーディングシューズとか言われるやつですが、新しいものを購入しようと思いました。底のフエルトが擦り減ってつるつるだったからです。沢登り用の靴というのは、沢の中でも滑りにくいように底全体がフエルトです。


ところが、山の道具屋さんに行っても在庫がありません。ネットで探してもサイズがありません。ニーズが高くない沢靴は元々の生産量も少ないのかな?それとももっと春先に買わないとだめなのか?などといろいろ考えましたが、沢靴なしで沢には行けないと、釣り用のウェーディングシューズを購入。届いた時はなかなかカッコいいじゃん!などと思いましたが、実際履いてみたら使えるものではありませんでした。http://fishing.shimano.co.jp/product/footwear/3753


埋め込まれたピンも効果がさほどあるとは思えませんでした。フエルト自体が荒いというか・・・


この紐、ダイアルを回すだけで強度のある特殊ステンレススチール製樹脂コーティング仕様の靴紐が素早くフィット、なんて売りらしいのですが、まじ締まらないシステム。おまけに丸いプラスチックダイヤルが、藪に引っかかって勝手にリリースされたりするのです。ほどけちゃうんです。何より、アッパー全体がふにゃふにゃで、岩や草付での足元がとても不安定でした。完全に失敗でした。


登山用の沢靴、フエルト底とアクアステルスなどのラバー底のものがあります。あらゆる沢を一つのくつで出かけるとしたらフエルト底のものを薦めます。ゴム製ラバー底はぬめりに弱いからです。滑ってしまうんです。気を取り直して丁寧にネットで探したらやっとゲットできました。


さほど難しくない沢で試しました。


山から帰って陰干ししていたら・・・フエルトが剥がれて・・・


メーカーのサイトを見てみたら、なんとリコール対象!キャラバン


電話をかけて確認したところ「2016 HC YD」というロッド番号のものが不良品のようです。送り返して何をするかといえば、フエルトソールの張替え。毎日4~5足全国から送られてくるということなので、リソールは3週間は頂きたいとのこと。丁寧な対応だと思いましたが、10月に沢に行きたいおいらのやつは果たして間に合うか?


2016年9月13日火曜日

エフエム八ヶ岳

エフエム八ヶ岳は北杜市、韮崎市、甲斐市と南アルプス市、長野県富士見町の一部で聞くことが出来るコミュニティーFM局です。「デイ・イン・ライフ」という番組の収録がありました。


小淵沢のスタジオは別荘地の中。その番組は「話題の人、地域で活躍している人、グループなどをピックアップして紹介します。 」ということで呼ばれたわけですが、活躍しているかどうかは別として、やはり山の話をしました。山のガイドってどんなことするの?みたいなやつ。


普通の家みたいでちょっと意外な外観でした。


自然保全がエフエム八ヶ岳の理念だそうです。フクロウは森の哲学者と呼ばれ、知恵、芸術、信頼のシンボルとされています。


スタジオ収録なんて全くの素人です。45分くらいの番組の話の流れを打ち合わせしてすぐ本番。


ヘッドホンつけて、インタビューアーの中沢さんとの本番がスタート。


かける曲を3曲。話の内容に合うかどうかは自信がないですが一応準備しました。ご協力いただいたA先生有り難うございました!かかる曲3曲です。






スタジオといっても密室ではなく、窓の外の緑の林も見えるスタジオ。全然緊張しなかったのですが、その分しゃべりがどうだったのか少し不安。エフエム八ヶ岳は韮崎市民交流センター「ニコリ」内にサテライトスタジオをオープンさせているので、韮崎市民にも馴染みはあります。


エフエム八ヶ岳 82.2メガヘルツ 「デイ・イン・ライフ」

2016年10月3日 午前9:15、11:00、午後7:00 3回の放送となります。